2018年8月20日月曜日


小樽文学館カフェリニューアルに合わせて作りました。
読み終えた本や不要になった本を持って来ていただき
ドネーションによって在庫の本をお持ち帰りいただける循環式の本コーナーです。

両脇の大きな窓のから日が注ぎ、風が吹き抜けるよう
針葉樹合板で統一し低めにデザインした什器で構成
空間を見渡せることで開放感がでるよう心がけました。

また蛍光タイプからスポット照明を変えることで
部分的に照明を当てることが可能で
ロータイプの本棚を組み合わせることで
簡易ステージにもなりライブなども可能です。

今回こちらを作るにあたって考えたことがいくつかありますが
おもに考えたテーマがあります。

「ワクワク感」・・・また来たくなるようなデザイン
「整理」・・・スタッフ方々の整理しやすさと収納力
「建物との協調」・・・建物の特性を生かすこと
「不便さ」・・・不便だから出来るデザイン

特に最後のテーマについては
個人的には不便さがもたらすことがあると考えています。
様々な理由で同じかたち、決まったかたちになっていく中で
不便さがより自由に面白く出来るのではないかと考えています。
そんな思いからこちらを作りました。

またこちらはこれからも作り込めるような形のスペースにしました。
機会があれば今後少しずつ変わっていければいいなと思っています



2018年8月6日月曜日

リニューアルの為作っておりました小樽文学館が出来ました。
これまでのポップなイメージの文学館を変え
開催中のスウェーデン展の北欧のイメージも少し取り入れたデザインにしました。
テーブルやスツールなど檜で統一し木の香りと質感でリラックスしていただければと。

今回新たに作った新作のテーブルセット
鳥かごをイメージしたスツール
「バードケージスツール」
こっそり作者の要素を取り入れて。
こちらは以前の四角い形から丸い形にすることで
向きを気にせず整頓しやすいように。

また動線の妨げにならないように丸みを帯びた天板のテーブルは
4つ脚をなくして固定式にし
位置のずれ防止と足を入れやすいように等の工夫を施しました。

カウンターはタイルからモルテックスで現代風にアレンジ
壁面もグリーンから落ち着いたトーンのブルーにしました。
(こちらはいずれモニュメントを展示する予定です)

次回はもう一つ向かいに制作した古本コーナーをご紹介します。

またお店の方ですが、増築制作、依頼品制作の為しばらくお休みをいただきます。
次回は8月31日(金)より再開いたします。